ヤングなでしこ　男子高校生に大敗…指揮官「前に進めなかった」

明徳義塾との練習試合を見つめるＵ―２０日本女子代表の高倉監督（右）

練習試合 Ｕ―２０日本女子代表０―６明徳義塾

（4月20日）
　高知合宿中のＵ―２０日本女子代表は１９日、地元の明徳義塾と練習試合（４０分×３本）を行い、０―６で大敗した。

　同年代とも言える高校３年男子との対戦で女子における世界基準のスピードやパワーへの対応力を見定めた。個のミスから６点を失い、決定的なチャンスは３本目にＦＷ河野（早大）が速攻から放ったシュートのみ。次期なでしこジャパン監督候補の高倉監督は「前に進めず（攻撃面で）もの足りなかった」と課題を挙げた。

　今合宿では、緩急を付けたパスで崩す意識を徹底してきた。それだけに「連係でのパススピードは（今後も）要求していく。Ｕ―２０だけでなく、なでしこになった時もそれは日本の良さ。日本の色として出したい」と指揮官。１１月のＵ―２０女子Ｗ杯パプアニューギニア大会の初戦ナイジェリア対策だけでなく、将来を見据える上でも貴重な練習試合となった。