ＦＣ東京　逆転で今季リーグ戦初勝利、城福監督さらなる成長求める

＜仙台・ＦＣ東京＞後半、決勝ゴールを決めるＦＣ東京・前田（左端）

明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第２節最終日 ＦＣ東京２－１仙台

（3月6日 ユアスタ）
　ＦＣ東京は６日、アウェーで仙台と対戦し、２－１で勝って今季リーグ戦初白星を挙げた。２月２７日のホームでの大宮とのリーグ開幕戦では、試合を支配しながら０－１で苦杯をなめていただけに、城福監督は開口一番「開幕で多くの人を失望させてしまったので、今季の目標を考えると、きょうの試合は絶対に勝ち点３を獲りたかった」とホッとした表情を見せた。

　試合は前半６分に相手の左ＣＫから先制を許したが、その３分後に追いつき、後半６分にエースＦＷ前田のゴールで逆転。最後は相手も必死のパワープレーと仕掛けてきたが、指揮官も空中戦に強いＭＦ高橋をボランチに入れるなど対処し、最終ラインとの連携で何とか守りきって勝利を収めた。

　指揮官も「リードしたところで、相手も最後（仙台ＤＦ）渡部を上げてパワープレー気味にきたけど、しっかりオーガナイズして決定機を作らせなかったのはポジティブに捉えたい」と評価。ただ一方で、チームは今季、悲願のリーグ優勝を目指しているだけに「本当に強いチームになるには、カウンターで３点目を取れるようにならないと」とチームのさらなる成長を必要性を口にした。