スタンド観戦の莉瑛夫人“予感あった”「機嫌よかった」

莉瑛夫人

明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第２節 川崎Ｆ４―４湘南

（3月5日 等々力）
　スタンドで３人の子供と観戦した莉瑛（りえ）夫人にはゴールの予感があった。「いつも試合の日はピリピリしていますけど、きょうは機嫌が良かったです」と振り返った。気負いなくスタジアムに向かった大久保の様子には活躍する雰囲気があったようだ。

　昨年、莉瑛夫人は流産の影響から胞状奇胎と診断され、抗がん剤を使った影響で髪が抜ける可能性があった。そのために大久保と３人の子供も頭を丸めて、家族愛を見せたほど。大久保が今後単独トップのゴールを決めた際にはパフォーマンスをやることを検討しているが、莉瑛夫人は「子供たちと記録をつくったら何をしようかと話していました」と明かす。次戦の名古屋戦もホームでの開催。子供たちと考えたゴールパフォーマンスをパパが家族の前で披露するのが大久保ファミリーにとって最高のシナリオだ。