磐田Ｊ１復帰後初勝利！名波監督采配的中　浦和は新婚・柏木弾も空砲

明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第２節 磐田２―１浦和

（3月6日 埼玉）
　３季ぶりにＪ１に復帰した磐田がアウェーで浦和に競り勝ち、２０１３年１２月７日の大分戦（ヤマハ）以来となるＪ１での白星を手にした。

　前半３０分、浦和の自陣でのミスをＭＦ太田が突き、左足で先制ゴール。ペナルティーエリアで浦和ＧＫ西川からＤＦ槙野へのパスをカットすると、反転して左足でゴールに流し込んだ。後半３３分に柏木に同点ゴールを決められたが、４分後に途中出場のＦＷジェイが勝ち越し弾。途中出場のＭＦ松浦が左サイドで粘ってボールをキープすると、ニアの小林が２人をかわして低いクロスをファーサイドへ送り、ジェイが槙野と競り合って倒れ込みながらも値千金のゴールを押し込んだ。

　開幕戦は負傷でメンバーから外れたジェイが、復帰戦で後半途中から出場して大仕事。采配が的中した名波監督は「試合前、選手に勝ち点３を取りにいくと豪語したので、そういった意味での交代になった」と説明。ジェイは「チームパフォーマンスのたまもの」と勝因を語り、４万３千人を超える大観衆で埋まった埼スタでゴールを決めたことに「Ｊ１のデビュー戦でこんな素晴らしい雰囲気の中で決められたことを幸せに思う」と笑顔をはじけさせた。

　今月３日にＴＢＳの佐藤渚アナウンサー（２８）と婚姻届を提出した浦和ＭＦ柏木は後半３３分に試合を振り出しに戻すゴールを決めたが、勝利にはつながらなかった。