寿人、歴代単独トップにも笑顔なし「味方のシュートが…」

＜名古屋・広島＞アウェイに詰めかけたサポーターを背に手を振る広島・佐藤
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明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第２節最終日 広島１―１名古屋

（3月6日 豊田ス）
　広島の元日本代表ＦＷ佐藤寿人（３３）がＪ１歴代単独トップとなる通算１５８ゴール目をマークした。６日に行われたアウェー・名古屋戦にスタメン出場。０―１とリードされた前半４３分、ＭＦ柴崎のシュートが自身の体に当たってコースが変わり、ネットへと吸い込まれた。当初は柴崎の得点とされたが、その後、公式記録が訂正され、佐藤の得点となった。

　元日本代表ＦＷ中山雅史（４８＝ＪＦＬ沼津）、そして前日５日の湘南戦でゴールを決めた川崎ＦのＦＷ大久保嘉人（３３）と１５７得点で並んでいたＪ１通算得点。単独トップに躍り出た佐藤だったが、試合後、笑顔はなかった。

　「勝ちたかったですし、得点も味方のシュートが当たったんで…。自分らしいゴールを決めたかった」。今季、黒星スタートとなったチームはこの日も勝ち切れずドロー。その悔しさが表情にあふれた。

　「次、ホームなんで、勝ちにつながるゴールを決めたい。ＦＷとして得点を奪っていけるよう努力したい」。歴代単独トップも、佐藤にとっては通過点でしかない。
　
【Ｊ１通算得点ランキング】
１位　佐藤　　寿人　（広　島）　１５８点
２位　中山　　雅史　（札　幌）　１５７点
２位　大久保　嘉人　（川崎Ｆ）　１５７点
４位　マルキーニョス（神　戸）　１５２点
５位　前田　　遼一　（ＦＣ東京）１４７点
６位　三浦　　知良　（横浜ＦＣ）１３９点
※所属はＪ最終