Ｃ大阪・柿谷　開幕へ決意新た「出る試合で得点に絡む」

ボール回しで調整する柿谷

　３９人のポジション争いが本格的に始まった。Ｊ２Ｃ大阪は８日、大阪空港発の航空機で宮崎に入り、２次合宿をスタートさせた。今季は新たに創設したＵ―２３がＪ３に参戦することもあり、抱える選手数はＪクラブ最多となる３９人。今キャンプには３０人が参加しており、主にＵ―２３でプレーする９人にもアピール次第では“昇格”の可能性がある。

　９日の横浜ＦＣ戦（４５分×４）を皮切りに、宮崎では練習試合５試合を予定。実戦を中心に戦力を見極めて行く予定で、大熊監督は「より強いチームになるために突き詰めていきたい」と抱負を語った。アウトゥオリ前監督による昨年の合宿では主力組と控え組が完全に分けられていたのに対し、大熊体制では全員にチャンスが与えられており、選手のモチベーションは格段に上がっている。

　この日はさっそく約２時間の練習を敢行。合宿中には今季の主将も決める方針で、ＦＷ柿谷やＤＦ山下らが候補に挙がる。スイス１部バーゼルから復帰した柿谷は「出る試合で得点に絡むことはもちろん、（開幕へ）いい準備をしたい」と決意を新たにした。