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FC東京、ACLプレーオフ完封突破だ!DF森重「失点しない」

[ 2016年2月9日 05:30 ]

練習でドリブルする森重

ACLプレーオフ FC東京―チョンブリ

(2月9日 味スタ)
 FC東京は9日、ホームでアジアCLプレーオフのチョンブリ(タイ)戦に臨む。チームは昨季のJ1第2ステージ最終戦でチャンピオンシップ進出を逃しただけに、主将の日本代表DF森重真人(28)はその悔しさを晴らすためにも必勝を宣言。一発勝負のプレーオフで本大会への切符を勝ち取る。

 あの悔しさは忘れていない。FC東京は本番へ向け、試合会場の味の素スタジアムで調整。ピッチ状況などを確かめた。主将として城福監督とともに会見した森重は、Jリーグ勢としても今季初の公式戦となる一発勝負へ「良い状態で臨める。自分自身も楽しみ。勝つことだけをしっかり考えたい」と必勝を誓った。

 昨年はクラブ史上最多の勝ち点63を獲得しながら、年間3位で迎えた11月22日の鳥栖との第2ステージ最終戦でまさかの引き分け。4位転落で手中にあったチャンピオンシップ進出を逃した。味スタでの試合はそれ以来。当時、人目をはばからず涙した森重は「最終戦の悔しさをみんな忘れていない」と言う。ACL出場権を手にしたG大阪が天皇杯で優勝したため“棚ぼた”で得たプレーオフ出場権。3位を逃したとはいえ「去年やってきたことが今回につながっている」と前向きに受け止め「そのチャンスをしっかり自分たちでものにしたい」と力を込めた。

 本大会に進出すれば12年以来2度目。前回は1次リーグを突破しながら、広州恒大に0―1で競り負け、16強に終わった。森重は「もう一歩だったけど、何も成し遂げられなかった」と振り返り「それを取り返すためにも出場したい」と言い切った。

 プレーオフを突破すれば、チェルシーからブラジル代表MFラミレス、元ブラジル代表FWジョーらを“爆買い”した江蘇蘇寧(中国)と同じE組に入る。日本代表でも出場を重ねてきたが、クラブレベルでもブラジル代表級の世界トップクラスとの対戦が可能になる。「まずは失点しないところから入りたい」と森重。守備の要がまずは相手攻撃陣を完封し、チームを本大会へと導く。

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2016年2月9日のニュース