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元日本代表DF伊野波、4年ぶり神戸復帰!一時は引退も考えた

[ 2016年2月9日 16:04 ]

2012年、神戸でプレーしたDF伊野波

 J1神戸は9日、元日本代表DF伊野波雅彦(30)が4年ぶりに復帰すると発表した。伊野波は昨季限りで磐田を退団していたが、「このままサッカーを辞めることを考えたこともありました」と心情を吐露した。

 伊野波は昨年11月末、自身のフェイスブックで「契約満了の通知を受け退団することとなりました」と磐田退団を報告していたが、この日に神戸を通じて発表したコメントでは「昨年、シーズン終了と同時にジュビロ磐田から戦力外通告を受け、国内外の様々チームと移籍の交渉を進めてきました」と“戦力外”だったことを告白。それから2カ月以上が経過し、「この間、考える期間が長かったため、このままサッカーを辞めることを考えたこともありました」と一時は引退も覚悟したことを明かした。

 その間、頭にあったのは神戸のこと。伊野波は2012年、クロアチア1部のハイドゥク・スプリトから神戸に加入してJ1リーグ戦29試合に出場したが、チームはJ2降格。伊野波は1シーズン限りで退団し、当時J1の磐田へと戦いの場を移した。「色々な思いを巡らす中で、常に頭の中に神戸でやり残してきた思いがありました。2012年のシーズン終了後、チームがJ2降格となったタイミングで移籍し、神戸では何も成し遂げられなかったと思っていました」と複雑な思いを明かした。

 4年ぶりの復帰が決まり、「今回、色々な方の尽力により、再びヴィッセル神戸でプレー出来るチャンスをいただき、J1の舞台で戦う環境をいただきました。本当に感謝しております。同時に、神戸でやり残してきた思いを成し遂げるチャンスをいただけたと思っています」と感謝した伊野波。サポーターに向けては「ファン・サポーターの皆様に、今の自分の思いを理解していただくためには、自分のプレーと結果で表現するしかないと思っています。2016シーズン、全身全霊でチームのため、神戸のために、全てをかけてプレーしたいと思います。どうか見ていてください。よろしくお願いします」とメッセージを送っている。

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2016年2月9日のニュース