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町田 4季ぶりJ2復帰 大分はJ1からわずか2年でJ3降格

[ 2015年12月6日 14:25 ]

サポーターとともにJ2復帰を喜ぶ町田イレブン

J2・J3入れ替え戦第2戦 町田1―0大分

(12月6日 大銀ド)
 サッカーのJ2・J3入れ替え戦は6日、大分銀行ドームで第2戦が行われ、J3の2位・町田がJ2の21位・大分を1―0で下し、通算2勝で2012年以来4年ぶりとなる来季のJ2昇格を決めた。敗れた大分は、J1で戦った13年からわずか2年でクラブ初となる来季のJ3降格が決定。J1経験チームのJ3降格は史上初で、国内主要タイトル獲得チーム(08年ナビスコ杯優勝)のJ3降格も史上初の屈辱となった。

 試合開始から大分の攻勢に合う町田。前半9分FWエバンドロの右クロスからFW高松に頭で合わせられるが、GK高原がキャッチ。同34分にはDF森村がペナルティーエリア内でDF安川を倒して、PKを与えてしまう。しかし、GK高原がFW高松のPKをはじいて得点を許さず、前半を0―0で終える。

 後半も町田は押し込まれる展開となるが、後半12分、裏に抜けたボールへの競り合いで、ペナルティーエリア内でFW鈴木孝がDF山口に倒されてPKを獲得。鈴木孝が自ら蹴って、ゴール中央に冷静に決めた。先制した町田は粘り強い守備で得点を許さず、逆にカウンターから追加点の惜しいシーンもあったが、スコアは変わらず試合は終了。町田が12年以来4年ぶりとなるJ2昇格を決めた。

 町田はホームの町田市立陸上競技場で11月29日に行われた第1戦で2―1と勝利。1998年のワールドカップ(W杯)フランス大会にも出場した元日本代表DFで、11~12年にはJ1川崎Fを率いた相馬直樹監督(44)は就任2年目でチームをJ2復帰へと導いた。

 大分は最下位に沈んでいた6月に田坂和昭前監督(44=前J1清水監督)を解任。後任に強化・育成部長を務めていた柳田伸明監督(44)が就任して最下位からは脱出したが、最後に4連敗を喫して入れ替え戦に回る21位でシーズンを終了し、試合後には青野浩志社長(59)が成績不振を理由に年内で引責辞任することを表明していた。

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2015年12月6日のニュース