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広島・柏、途中出場で決めたロスタイム決勝弾!「何が何でも1位を」

[ 2015年12月2日 22:24 ]

<G大阪・広島>後半ロスタイム、柏(右)は決勝ゴールを決め、歓喜のダッシュ
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Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦 広島3―2G大阪

(12月2日 万博)
 Jリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は2日、大阪・万博記念競技場でホーム&アウェー方式の決勝第1戦が行われ、年間勝ち点1位でシードされた広島と、準決勝で2位・浦和を破った3位のG大阪が激突。前半を0―0で折り返しながら、終盤は激しい点の取り合いとなり、広島が劣勢からロスタイムに2点を奪う大逆転勝利で13年以来2年ぶり3度目の年間王者と10日開幕のクラブワールドカップ(W杯)出場へ王手をかけた。決勝第2戦は5日に広島のホーム、エディオンスタジアム広島で行われる。

 広島は、万事休したと思われた局面からあまりに劇的過ぎる2得点が決まり、大逆転勝利で年間王者に王手をかけた。後半15分にミスを突かれて先制点を許し、後半35分には浅野のシュートが左ポストを直撃してハネ返ったボールを最後はドウグラスが頭で決めて追いつきながらも2分後に失点。1―2の劣勢で土俵際に追い詰められた。

 だが、後半41分にG大阪のオ・ジェソクが清水との激しい競り合いから熱くなり、両手で清水の胸を突いて一発退場となると、5分が掲示されたロスタイムに広島が息を吹き返した。後半46分、自らのバックパスから先制点を奪われていた佐々木が頭で決めて土壇場で2―2の同点に追いつくと、51分にはドウグラス、浅野と立て続けにシュートを浴びせた末、最後は柏が右足で決勝ゴールを叩きこんだ。

 劇的な決勝弾を決めた柏は「相手が1人少なかったので、もう取りにいくだけだったので、その結果がああなって良かったと思います」と振り返り、「交代した選手が試合を決めると思っていたので、試合を決められて良かったと思います」と後半24分に途中出場してからのロスタイム決勝弾に興奮気味。「気持ちよくホームに帰れると思うので、次は何が何でも勝って1位を獲りたいと思います」と高らかに年間王者を宣言した。

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2015年12月2日のニュース