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武藤任せろ最速2桁弾“代表3分弾男”浦和でも日本人新記録 

[ 2015年8月16日 06:37 ]

シュート練習を行い笑顔を見せる武藤

J1第2S第7節 浦和―湘南

(8月16日 埼玉)
 J1浦和は16日、ホームで湘南と対戦する。疲労によるコンディション不良で前節の新潟戦の出場を回避した東アジア杯得点王のFW武藤雄樹(26)は、現在9得点で自身初の2桁得点に意欲を見せた。加入後22試合目での2桁得点到達となれば、浦和の日本人史上最速となるだけに、絶好調のアタッカーが記録を塗り替え、年間首位返り咲きを狙う。

 最速デビュー弾を決めた男が、今度はクラブの日本人史上最速の2桁得点を狙う。東アジア杯2戦2発で得点王の武藤が15日の練習で先発組のビブスを渡され、16日のホーム湘南戦での出場が濃厚になった。9日の東アジア杯中国戦から中2日となった12日のアウェー新潟戦は遠征メンバーから外れ、疲労を抜くことに専念。湘南戦が東アジア杯でブレークを果たしてから初の国内試合となるだけに、武藤は「注目や期待してくれる人がいる。ゴールを決めて勝ちたい」と力を込めた。

 次は節目の得点となる。仙台から移籍した今季21試合9得点の武藤は、自身初の2桁得点まであと1点。出場22試合目となる湘南戦でゴールを決めれば、28試合目で10得点に乗せた13年の興梠を超えて加入1年目での浦和の日本人最速の2桁到達となる。「2桁は一つの目標だった。しっかり決めて、2桁に乗せたい。あした、それができたらいいと思う」。同姓の武藤(現マインツ)のFC東京1年目の2桁到達も出場25試合目。“ライバル”の先を走ることは、日本代表のハリルホジッチ監督へのアピールにもつながる。東アジア杯北朝鮮戦で開始3分の過去最速デビュー弾を叩き出したアタッカーが、勢いそのままに新境地へ進む。

 前節の新潟戦で逆転勝利を挙げた浦和は、年間勝ち点で首位の広島に並んだ。シーズン後のチャンピオンシップで優勝するためにも、年間首位に返り咲くことは重要な意味を持つ。「疲れは取れて、問題ないです。スタートから出る準備をしている。結果を出して勝利に貢献したい」。絶好調のアタッカーが、新たな目標へ向かって突っ走る。

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