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吉田フル出場 惜しいシュートも…サウサンプトンはドロー発進

[ 2015年8月10日 10:35 ]

FKからヘディングシュートを放つも、GKにセーブされたサウサンプトンDF吉田麻也(AP)

プレミアリーグ第1節

(8月9日)
 プレミアリーグ第1節の3試合が9日に行われ、DF吉田麻也の所属する昨季7位サウサンプトンはアウェーで同15位ニューカッスルと2―2で引き分けた。吉田はセンターバックでフル出場し、後半にはFKからヘディングシュートを放つなど、攻守で貢献した。

 アキレス腱を負傷し、手術を受けたためにロナルド・クーマン監督が不在のサウサンプトンは、アシスタントコーチで兄のエルウィン・クーマンが指揮を執る。前半24分、DFソアレスのクロスにFWペッレが頭で合わせて先制。しかし、前半42分FWシセの得点で追いつかれて、前半を1―1で折り返す。

 後半2分左FKから飛び込んだ吉田が頭で合わせるも、相手GKクルルが足でスーパーセーブ。好機を逸したサウサンプトンはその1分後、カウンターからMFワイナルドゥムに強烈なヘディングシュートを決められて逆転される。それでも同34分、MFタディッチの右クロスにFWロングが頭で叩き込み、再び追いつく。さらに攻勢をかけたサウサンプトンだったが、得点を奪うことはできずに勝ち点1を分け合った。

 昨季3位アーセナルはホームで同12位ウエストハムに0―2で敗れた。GKチェフを補強した優勝候補アーセナルは、前半終盤に先制されると、後半序盤にも失点。南米選手権出場で合流の遅れていたFWサンチェスを投入するなどしたが、ウエストハムの堅守に1点も奪えずに完敗した。

 ウエストハムは今季から就任した元クロアチア代表監督のビリッチ監督が、16歳MFオックスファードを起用するなど、采配が的中して07年以来となるアーセナル戦勝利で開幕戦を終えた。

 昨季6位リバプールはアウェーで同9位ストークを1―0で下した。昨季最終戦で1―6で惨敗した同一カードは、ともに見せ場もなく試合はスコアレスドローで終わるかと思われた。しかし、後半41分中央でパスを受けたブラジル代表MFコウチーニョが、相手GKの手を弾く強烈なシュートを叩き込んで、リバプールに勝ち点3をもたらした。

 プレミアリーグ開幕節は10日に残り1試合が行われ、昨季2位マンチェスター・シティーがアウェー同13位ウエストブロミッジと対戦する。

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2015年8月10日のニュース