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J2最下位の大分、異例の監督選定経緯公表 候補者3人全員からお断り

[ 2015年7月3日 18:36 ]

 最下位に低迷するJ2大分が3日、クラブの公式サイトで「青野浩志代表取締役、柳田伸明監督より大分トリニータを応援してくださる皆様へ」と題する文章を掲載し、監督選定にあたって3人の候補者に断られたとする異例の発表を行なった。

 クラブは11年からチームの指揮を執って来た元日本代表MFの田坂和昭前監督(43)を6月1日付けで解任。強化・育成部長を務めていた柳田伸明氏(44)が代行監督として暫定的に指揮を執り、後任監督については決まり次第追って発表するとしていた。

 だが、7月2日に柳田氏が後任監督として正式に就任して引き続き指揮を執ることを発表。今回はその経緯について触れたもので、3人に絞った候補者と水面下で交渉してきたことを公表。「3名の方も前向きにご検討いただきながらも、7月初旬までの就任時期やシーズン途中で引き受ける厳しさや難しさ等を考慮されたのかと思いますけども、お断りのご連絡がございました」「最後の方のお返事が30日にありました。私自身はその方であれば引き受けてくれるだろうと確信に近いものもあったのですが、最終的なご連絡はお断りということでございました」と赤裸々につづった。

 その上で、代行監督を務めていた柳田氏の強化・育成部長との兼任を解き、後任監督に正式就任することを決定。こうした状況への理解をサポーターに求めた上で「共に闘っていただきますようお願いいたします」としている。

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2015年7月3日のニュース