×

2点演出の宮間 失点を「教訓」に…豪州戦は「気持ちの強い方が勝つ」

[ 2015年6月24日 13:53 ]

オランダに勝利し、喜ぶ(右から)有吉、宮間、鮫島

女子W杯カナダ大会決勝トーナメント1回戦 日本2―1オランダ

(6月23日 バンクーバー)
 なでしこジャパンの主将・宮間は2得点に絡んで準々決勝進出に貢献。終了間際には思わぬ失点を喫したが「1点差でも、とにかく試合を通して勝ちきることを意識した」と納得の勝利を強調した。

 前半10分には宮間が左サイドからクロスを送ると、大儀見がヘディングシュート。クロスバーに弾かれたこぼれ球を有吉が蹴り込み、「なるべく早い時間帯に先制できれば」と前日に話していた通りに先制点を挙げた。後半33分には左サイド、宮間のマイナスのクロスを岩渕がスルーし、背後の阪口が落ち着いて左足で蹴り込んで追加点。宮間は「どちらの得点もサイドを起点に、中で結果を残すことができてよかった」と得点シーンを振り返った。

 理想的な試合展開で白星を手にするかと思いきや、試合終了間際にGK海堀のミスから失点。終わってみれば4試合連続1点差での勝利となり、「守備ではピンチも多いので、もう一度見直してやっていきたい」と反省を口にした宮間。それでも「失点がなければもっと良かったが、それも教訓にして次につなげたい」と前向きに語った。

 27日(日本時間28日)の準々決勝では、決勝トーナメント1回戦でブラジルを下したオーストラリアと対戦する。昨年の女子アジア杯決勝では1―0で下した相手との再戦となるが「手の内を知り尽くしている相手、気持ちの強い方が勝つ」と力強い言葉で言い切った。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月24日のニュース