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ハリル監督、イラク戦はベスト布陣!「11日からW杯は始まる」

[ 2015年6月11日 05:30 ]

香川(右)と言葉を交わすハリルホジッチ監督

キリンチャレンジ杯 日本代表―イラク代表

(6月11日 日産ス)
 決戦が翌日に迫った公式練習で、ハリルホジッチ監督がベスト布陣をお披露目した。試合前日は冒頭15分を除き非公開にするのが一般的だが、約1時間半の全メニューを公開。ハーフコートを使った11対11の紅白戦の主力組には岡崎、本田、香川、宇佐美らが並んだ。

 3月のチュニジア、ウズベキスタンとの親善試合では先発を大幅に入れ替えてフィールド全25選手を起用したが、16日にW杯アジア2次予選初戦のシンガポール戦を控える今回は本番モード。指揮官は「(3月の親善試合とは)今度はちょっと状況が違う。より良いチームを探しています」と最強布陣を送り出すことを明言した。

 合宿中は連日のミーティングを実施。戦術練習は9日の1回だけだったが“座学”で戦い方の浸透を図った。指揮官は1月16日のアジア杯日本―イラク戦の映像を見せた上で「メンバーも監督も代わっている。アラブのチームはずる賢いこともしてくるから、開始10分で特徴をつかめ」と指示。「まだ個人的に選手からのフィードバックはない」と選手側からの意見が出ない状況に不満を示したが、吉田は「監督が一方的に話しているから質問する時間がない。1言うと10返ってくるからね」と苦笑いした。

 ハリルホジッチ監督が11日のイラク戦で勝利すれば就任から3連勝で、1963年8月の長沼健氏以来52年ぶり史上2人目の快挙。さらに16日のW杯アジア2次予選シンガポール戦にも連勝すれば、日本代表初の就任から4連勝となる。「W杯の準備には1カ月ではなく4年かかる。3試合のために4年をかける。W杯はあす(11日)から始まると思っている」。ベスト布陣でイラクを撃破して、W杯予選へ弾みをつける。

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