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甲府 樋口監督と契約解除、後任は佐久間専務兼GM 今季就任も2勝で最下位

[ 2015年5月13日 11:20 ]

4月29日の浦和戦後、サポーターとの話し合いを終えて引き揚げる甲府・樋口監督(右)。左は新監督に就任した佐久間GM

 J1甲府は13日、今季就任した樋口靖洋監督(54)と双方合意のうえ契約を解除し、佐久間悟ゼネラルマネジャー(GM=51)が新監督に就任することを電撃発表した。

 甲府は今月10日の湘南戦(中銀スタ)にも敗れ、2連敗。ここまでリーグ戦11試合で2勝9敗の勝ち点6で最下位に沈んでおり、ともにリーグワーストの3得点と20失点でJ2降格危機に直面している。監督交代はJ1、J2、J3合わせて今季第1号。甲府は16日の次節で13位の山形と対戦(中銀スタ)する。

 かつて山形、大宮、横浜FCでも指揮を執った樋口監督は、3年間監督を務めた横浜を昨季限りで退団し、甲府監督に就任。だが、3年間指揮を執った城福浩前監督(54)とのサッカーの違いもあって戦術が浸透せず、6連敗となった4月29日の浦和戦(中銀スタ)後には、居残ったサポーターに対して監督自ら謝罪する事態に陥っていた。

 後任となる佐久間新監督は07年8月からシーズン終了まで大宮で、11年8月からシーズン終了まで甲府で監督を務めたことがあり、13年3月からは専務取締役とGMを兼任していた。

 ▼樋口靖洋監督 現状として厳しい結果を招いていることの責任を痛感しています。結果責任は自分にあるとの思いからクラブと話し合いのもと、契約解除に至りました。このタイミングでチームを離れることは誠に申し訳なく残念に思っています。今後のリーグ戦で大きく躍進して目標の残留を果たせることを心から祈っています。最後にチームが厳しい状況の中でもサポーターの皆さんには樋口コールで励まして頂いたことを感謝申し上げます。

 ▼佐久間悟GM 今シーズンは、このような結果となっており、サポーター、スポンサー関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳なく思っております。何としてでも、甲府がこのステージに留まるために、全力を尽くして最後の最後まで頑張りたいと思います。

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