×

中島2発で日本救った 手倉森監督称賛「しんどい時に取ってくれた」

[ 2015年3月29日 23:44 ]

<日本・ベトナム>後半、2点目のゴールを決め喜ぶ中島(右から2人目)

U―23アジア選手権予選兼リオ五輪アジア1次予選 U―22日本代表2―0U―22ベトナム代表

(3月29日 シャーアラム)
 かつてJ1大宮などを指揮した三浦監督率いるベトナムの守備に手を焼き、苦戦を強いられた手倉森ジャパン。それでもMF中島が2得点を決めてチームを勝利へと導き、五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア選手権(16年1月、カタール)進出に王手をかけた。

 中島は前半終了間際の43分、南野のスルーパスに抜け出し、ゴール前の混戦から左足で流し込んで先制点。試合終了間際にもFW浅野のパスを受けて右足で押し込み、試合を決める2点目を挙げた。

 試合前の雷雨で濡れたピッチでパスが回らず、5バックで守備を固めるベトナムに苦戦した。それでも手倉森監督は「勝ちは勝ち」ときっぱり。「今日はこういう試合になると予想していた。大量ゴールがないなりにコントロール力を見せてくれた」とイレブンに一定の評価を与え、「こういう経験をどんどんするべき」と、この経験を本番への糧にすることを求めた。

 指揮官から「しんどい時に点を取ってくれた」と称えられた中島は「みんなが必死に守ってくれたので、最後が取れて良かった」と仲間へ感謝の言葉。中1日で迎える最終戦のマレーシア戦に向けて「改善するところは多いと思う。しっかり準備して自分たちの戦いをしたい」と気持ちを引き締めていた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月29日のニュース