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宇佐美 アギーレ氏へアピール2発「勝たせ続ければ目に…」

[ 2014年7月28日 05:30 ]

<神戸・G大阪>前半、シュートを放つ宇佐美

J1第17節 G大阪5―1神戸

(7月27日 ノエスタ)
 実力が本物であることを証明した。FW宇佐美の2ゴールなど攻撃陣が爆発したG大阪が5―1で圧勝。リーグ戦再開後は負け知らずで、今季初の3連勝を飾った。

 これまでの神戸戦、出場4試合すべてで計5得点の“キラー”宇佐美が猛攻の起爆剤になった。前半14分、ペナルティーエリア外で右足を振り抜き、左隅ギリギリに決める先制弾。「イメージは甲府戦とダブりましたけど、今度は強く蹴ってコースも逆を狙いました。パンチ力は自分の武器の1つなんで」。リーグ再開となった19日の甲府戦で決めたループと同じような角度ながら、全く違うキックでシュートの多彩さを見せつけた。同26分には今季初となるヘディング弾。攻撃を活性化し、5得点を呼び込んだ。

 勝利に導くのがエースたる所以(ゆえん)だ。開幕前の大ケガから先発復帰したのが5月6日の徳島戦。そこから6試合で5勝と驚異の勝率を誇る。「もちろんチームみんなのおかげだけど、自分が良い変化を与えられたかなとは思う」。5割ターンをもたらしたのは、紛れもなく背番号39だ。

 そして目標にもまた一歩、近づいた。日本代表の新監督にアギーレ氏が決定してから初の公式戦。「圧倒的なプレーで、監督のスタイルに関係なく呼んでみたくなるような選手でいたい」。その言葉を自らのパフォーマンスで実証した。「まだ(アギーレ氏は)見てないでしょ」と笑いつつも「チームを勝たせ続けられれば目に留まる」と連勝街道を突き進むことでのアピールを誓った。

 ハーフタイムにAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のミニライブなど盛り上がった関西ダービー。実力を見せつけた22歳には「そんな悪くない」どころか、光り輝く未来が待っている。

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