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イングランド人が初入閣!新監督右腕“育成達人”ゲリング氏

[ 2014年7月25日 05:35 ]

日本代表監督就任に合意したアギーレ氏。同監督の右腕として日本代表初のイングランド人コーチが入閣した

アギーレ氏 日本代表監督就任

 アギーレ新監督の右腕として、世界各国のサッカーに精通する“ザ・引き出し男”が入閣した。日本協会は日本代表のコーチングスタッフも発表し、スチュワート・ゲリング氏(40)がイングランド出身としては初めてスタッフに入った。

 リバプール生まれのゲリング氏は、86年からリバプールの下部組織でプレー。90~92年までプレーしたユースでは主将も務め、91~93年にはトップチームにも所属した。現役時代から同クラブのエリートアカデミーコーチを務めるなど、若くして育成に興味を持っていたようで、02年で現役を引退した後はコーチとしてのキャリアをスタート。幼年からU―18まで幅広いユース世代の指導に力を注いだ。

 またイタリア(インテル・ミラノ)、スペイン(Rマドリード、Rソシエダード)、さらにはガーナなど世界各国でコーチ研修を受けており、幅広い指導法を学んだ。その経験を生かして世界各国でクリニックを開催。03年にはFA(イングランド協会)の最優秀ユースコーチ賞にも輝いた。独自のサッカースタイルの確立が求められる日本代表にとって、育成のエキスパートは大きな存在になりそうだ。

 アギーレ新監督はゲリング氏と自身がメキシコ代表の指揮官を務めていた09年に知り合い、ゲリング氏の幅広い知識に感銘を受けたという。すぐに意気投合し、将来的に自らのスタッフとして入閣させることを決めていたという。

 ゲリング氏は03年に欧州のトップクラブのコーチを務められるUEFAライセンスも取得しており、コーチ育成ライセンス、FAのサッカーにおける心理学のライセンスも持っている。多方面から新監督をサポートすることが可能。引き出しの多いサッカーを目指すアギーレジャパンにとっては、まさに打って付けの懐刀と言えそうだ。

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