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1次メキシコ代表時は堅い守備陣形、Aマドリードでは攻撃型

[ 2014年7月25日 08:30 ]

日本代表アギーレ新監督が、02年W杯でメキシコ代表を率いた時の堅守3―5―2布陣

アギーレ氏 日本代表監督就任

 【アギーレ新監督 戦術アラカルト】

 ▼メキシコ代表(01~02年) 堅い守備をベースとした3―5―2を採用。W杯本大会出場が危ぶまれたチームを北中米カリブ海予選途中から率いたこともあり、手堅い戦い方のまま本大会も決勝トーナメントまで勝ち進んだ。技巧派のブランコ、ヘディングが強いボルヘッティと前線のタレントには恵まれていた。

 ▼Aマドリード(06~09年) 4―4―2の攻撃型。クラブが大型補強をした結果、就任2年目の07~08年シーズンからはアグエロとフォルランの2トップ、MFにマキシ・ロドリゲスやラウル・ガルシアにシモンと攻撃の駒は強力だった。その割には不安定な戦いが続き、08~09年シーズン途中で解任された。

 ▼メキシコ代表(09~10年) 4―3―2―1のクリスマスツリー型。ショートパスをつなぐポゼッションサッカーにドリブルを交え、2列目や3列目の追い越しにDFも前線へ加わる攻撃的なスタイルを貫いた。強豪相手には4―2―3―1も併用したが、攻め上がりの裏を突かれるなど守備の穴も目立った。

 ▼エスパニョール(12~14年) 4―4―2の堅守速攻型。MF陣が中盤でハードワークを仕掛け、ボールを奪うと手数をかけずに前線へ。ダブルボランチのダビド・ロペス、ビクトル・サンチェスの正確なパスで引いた相手の裏を突き、FWセルヒオ・ガルシアがボールを収めてフィニッシュまで持ち込んだ。

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