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祝勝イベントの独代表ダンスに批判「とんでもないオウンゴール」

[ 2014年7月17日 04:15 ]

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で優勝したドイツ代表チームが凱旋帰国後、祝勝イベントの余興で一部の選手が披露したダンスが批判を受けている。決勝で破ったアルゼンチンを見下す内容だったためだ。

 ドイツは今回の大会で、負けた相手に最大限の敬意を払い、そのスポーツマン精神が称賛されていた。それだけにドイツのメディアは「とんでもないオウンゴール」と指摘、祝賀ムードに水を差している。

 15日にベルリンのブランデンブルク門そばで開かれたイベントで、クローゼ選手やゲッツェ選手ら6人がかがみ、落ち込んだ様子で「ガウチョはこう歩く」と小声で歌いながらステージに登場。「ガウチョ」は南米のカウボーイを意味し、6人はその後「ドイツ人はこう歩く」と大声で胸を張り、跳びはねた。これを何度も繰り返した。

 ドイツ紙は「ドイツは寛大とのイメージを傷つけた」(フランクフルター・アルゲマイネ)、「ドイツ的なつつましさは過去のものに」(ターゲスシュピーゲル)と酷評、世界王者のおごりをいさめている。

 イベントには約40万人が詰め掛け、テレビが生中継した。(共同)

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2014年7月17日のニュース