ユーベ、ホーム１６連勝も慎重　指揮官「優勝争いは終わってない」

＜ユベントス２―０リボルノ＞２点目を決めたユベントスのジョレンテ（中）

セリエＡ第３２節 ユベントス２―０リボルノ

（4月7日 トリノ）
　首位ユベントスが今季リーグ戦ホーム全勝となる１６勝目を飾り、前日に６連勝を飾った２位ローマとの勝ち点差を再び８に広げた。

　序盤から残留争いに苦しむリボルノの必死の守備と、カウンターに苦戦。しかし、前半３２分ＦＷテベスのパスを受けたＦＷジョレンテが相手ＤＦを背負いながら反転すると、そのまま強烈な左足シュートを叩き込んで先制。

　均衡を破ったわずか３分後にも、ジョレンテがＭＦピルロのＣＫを頭で叩き込んで加点し、前半２点をリード。後半は追加点こそ奪えなかったが、ホームでわずか９失点の守備陣が完封し、勝ち点３を積み上げて８４に伸ばした。

　残り６試合全勝でリーグ史上初勝ち点１００越えでの優勝も見えてきたが、コンテ監督は「優勝争いはまだ終わっていない。ローマは好調だし、直接対決を含めて全勝する可能性もある」と慎重。だが、１０日欧州リーグ準々決勝リヨン戦に向けては「イタリアのチームがしばらく成し遂げていない結果を残したい」と１９９９年パルマ以来となる同国チームのタイトル奪取に意欲を見せた。