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リトルなでしこ凱旋ダンス 世界一の秘密は…一発芸?!

[ 2014年4月8日 05:30 ]

凱旋会見で息の合ったダンスを見せたリトルなでしこのメンバー

 爆笑の凱旋会見だ。U―17女子W杯で初優勝した日本代表リトルなでしこが7日、羽田空港着の航空機で帰国。女性として初めて年代別W杯で日本を率いた高倉麻子監督(45)の下で結束を強めた選手が、会見で世界一の団結力を見せつけた。

 「一番、結束力が上がったのは一発芸コンテストです。ねっ、橋沼さん!」。指揮官から突如指名されたDF橋沼(JFAアカデミー福島)が音頭を取り、DF遠藤(浦和ユース)が即興でコンテスト優勝作を披露。さらに「最後にみんなで踊ろうよ」という橋沼の一言で全員が一気に立ち上がり「ラブ、ラブ、ラブどっきゅん。ラブ、ラブ、ラブ、ラブ、ラブどっきゅん」と歌い、両手でハートをつくって決めポーズ。指揮官は「これで終わっていいですか?」と報道陣を笑わせた。

 女子高生のハートをつかんだ“高倉流”で大会期間中は川柳大会も開いた。毎日1時間の学習時間も設け、国語や雑学のテストで順位を発表。交換日誌や個人面談でケアに努めた。MF杉田主将(藤枝順心)は「チームワークが良く、選手21人全員が一つとなってしっかり戦えた」と感謝。快進撃のチームは、女性指揮官のユニークな人心掌握術に支えられていた。

 20年東京五輪の主力として期待されるリトルなでしこ。優勝後のミーティングで指揮官は「大儀見、宮間、熊谷を追い越せ」とハッパを掛けた。今後はフル代表のなでしこジャパン入りも視野に新たな戦いが始まる。

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