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震災乗り越え参戦 福島、J3初勝利お預け

[ 2014年3月10日 05:30 ]

<福島・長野>黙とうする福島と長野の選手ら

J3第1節 福島0―1長野

(3月9日 味フィ西)
 福島は昨季JFL覇者の長野に0―1で敗れた。前半17分にDFラインの裏を突かれて先制点を許し、攻撃は相手の早いプレスに遭いシュートわずか3本。初陣を白星で飾れなかった栗原新監督は「立ち上がりに守りに入って先手を取られたのは残念」と悔しがった。

 東日本大震災の影響で、チームは存続の危機に陥った。それでも、福島県で初めてJリーグのピッチに立った。11日で震災から3年。試合前には両チームの選手が輪になり30秒間の黙とうを行った。震災の年に入団したFW石堂主将は「(黙とう中は)避難所を回ってサッカー教室をしたことを思い出した」。

 16日のホーム開幕戦は盛岡との東北ダービー。石堂は「絶対に勝たないといけない。福島の皆さんを元気づけられるような存在になりたい」とJ初勝利を誓った。

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2014年3月10日のニュース