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J2千葉 サポーターの心ない行為で声明文「非常に残念」

[ 2014年3月10日 02:01 ]

J2第2節 千葉1―0岡山

(3月9日 フクアリ)
 J2千葉は 9日にホーム・フクアリで行われた岡山戦で決勝ゴールを挙げたMF山中亮輔(20)が、試合後にサポーターから渡されたタオルマフラーについてコメントを発表した。

 山中は0―0の後半34分、左足で均衡を破るロングシュートを決めてチームを今季初勝利へ導いた。試合後のインタビューでは「皆の気持ちが乗り移ったゴールだと思います」とプロ初ゴールを喜び、「サポーターの応援がなければここまでできなかった」と感謝の言葉を述べていた。

 千葉の説明によると、試合終了後に山中がサポーターからタオルマフラーを渡され、首にかけてその後のインタビューも行ったものの、「そのタオルマフラーはジェフを応援するものではなく、“300% ANTI KASHIWA”と書かれたもの」だったという。

 山中は今季からJ1柏から期限付き移籍中。千葉は「そのような文字が書かれているとは全く思わずに首にかけており、また期限付移籍元である柏レイソルに対しても、そのような気持ちは全く持っていないことを、まず皆さまにお知らせいたします」と山中に非がないことを説明し、「当クラブといたしましても、このような誹謗(ひぼう)が書かれていることに気が付かず山中選手に持たせてしまったことについて、深く反省をしています」とした。

 柏はともに千葉県を本拠地とするクラブで、「互いに競い合い、また手を携えて千葉県のサッカーの普及と向上に努めていく存在です」といがみ合う相手ではないことを強調。「そのようなクラブに対して、好ましくない言葉が書かれたタオルマフラーを当クラブの選手に渡すサポーターの行為は、非常に残念です。このようなことが今後一切ないことを心から願っております」と心ない行為の自制を呼びかけた。

 山中もクラブを通し「クラブからその話を聞くまで、全く気が付いていませんでした。柏レイソルは、僕を育ててくれたクラブですし、大事なクラブですので、そのような気持ちは全くありません。もちろん今はジェフの一員として、チームの勝利に貢献できるよう、精一杯頑張りたいと思います」とコメントした。

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2014年3月10日のニュース