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ザック監督 追い込まれた立場…欧州遠征連敗で悲壮感漂う

[ 2013年10月16日 06:00 ]

ベラルーシ戦後、厳しい表情でインタビューを受ける日本代表のザッケローニ監督

国際親善試合 ベラルーシ1-0日本

(10月15日 ジョジナ)
 ザッケローニ監督がこれまでにないほど厳しい立場に追い込まれた。課題の内弁慶解消に自らが熱望して実現した欧州遠征。しかし、W杯予選敗退のチームに連敗し「ホームとアウェーの戦い方の差をなくしたかったが、なくせなかった」と厳しい表情で振り返った。

 代わり映えのないメンバーに一向に積み上げがない内容と結果。指揮官は「選手のコンディションさえ良ければ、どんな相手とも対等に戦える」と常々口にしていた。主力の大半が欧州組の今回の遠征は、移動の負担が少なく体調面の問題は少ないはずだった。それでも守備陣はコンフェデ杯から続く負の連鎖を断ち切れず、攻撃陣もFIFAランク80位を相手にほとんど崩せなかった。

 10年7月の就任後、最初の公式大会だった11年アジア杯を制覇。選手のみならずファンのハートもつかんだ。第一目標だったW杯予選も世界最速で突破した。しかし、コンフェデ杯で3戦全敗すると歯車が狂い始めた。

 「これから先頭に立って原因を探っていく」とザッケローニ監督。その姿に悲壮感が漂った。

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2013年10月16日のニュース