×

J2福岡が経営危機 クラブライセンスに影響も

[ 2013年10月16日 10:26 ]

記者会見するJ2福岡の大塚唯史社長=16日、福岡市

 Jリーグ2部(J2)の福岡が資金繰りの悪化で経営危機に陥っていることが16日、分かった。調達のめどが立たなければ、11月にも資金繰りが滞り、翌月には選手や社員らの給与を支払えなくなる恐れもあるという。福岡市内で記者会見した大塚唯史社長は「資金繰りが苦しいことは事実。何とかクリアしなければならない」と述べた。

 Jリーグは、2014年シーズンのリーグ参加資格を与える「クラブライセンス制度」で、福岡にJ1ライセンスを交付している。ただ、財務状況に問題が発生した場合、今後の資格に影響が出てくる可能性もある。

 福岡は今季、9億円台の営業収入を見込んで予算編成をしたが、広告収入の減少などで見込みには達していない。大塚社長は以前から募っている協賛金の呼びかけや、新たなスポンサーを探す考えを示した。Jリーグへの融資申請については「具体的に今の時点では考えはない」とした。

 福岡は11年シーズンにJ1で17位となり、J2に降格した。今季のJ2では現在14位。

続きを表示

2013年10月16日のニュース