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浦和 16歳FW邦本の最年少弾も…山形に敗れ3冠消えた

[ 2013年10月16日 21:01 ]

天皇杯3回戦 浦和2―3山形

(10月16日 駒場)
 浦和の16歳FW邦本宜裕が“クラブ最年少記録ゴール”を決めた。後半20分からピッチに投入されると、その11分後。相手陣内でボールを奪い、エリア手前から左足シュート。ボールはゴールポスト右に当たり、そのまま吸い込まれた。

 驚異のデビュー弾だ。この試合、浦和は過密日程を考慮し、メンバーの大幅入れ替えを断行。ユースチームからも期待値の高い選手を呼び寄せた。その1人が今月8日に16歳になったばかりのFW邦本。ドリブル突破が得意で両足から放つ精度の高いシュートが持ち味。6月の北海道キャンプに参加し、9月末の練習試合・湘南戦でも出場しているが、プロ契約を結んでいない。

 異例のベンチ入りを果たし、16歳8日でトップチームデビュー。FWエスクデロ(現FCソウル)が05年7月に残した16歳8カ月20日を大幅に更新するクラブ最年少記録となり、堂々ゴールで、エスクデロの持つ17歳6カ月28日でのクラブ最年少得点記録も大幅に塗り替えてしまった。

 チームは邦本のデビュー弾で一時は2―2の同点に追いついたが、後半34分に勝ち越し点を奪われて敗戦。Jクラブで唯一、今季3冠の可能性が残っていたが、その野望は消え去った。

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2013年10月16日のニュース