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豊田 1トップ争い頭抜け出す!豪州戦でA代表デビュー濃厚に

[ 2013年7月24日 06:00 ]

練習で高橋(右)と競り合う豊田

 日本代表のFW豊田陽平(28=鳥栖)が、25日の東アジア杯第2戦オーストラリア戦(水原)で先発デビューを飾る可能性が高まった。北朝鮮との国境に近い坡州(パジュ)で行われた23日の練習で、主力組の1トップに入った。21日の中国戦ではライバルのFW柿谷曜一朗(23=C大阪)がデビュー弾を決めており、国内屈指の大砲も負けじとゴールを狙っていく。

【東アジア杯 日程&順位表 日本代表メンバー】

 中国戦で柿谷が1得点1アシストと活躍して脚光を浴びる中、1トップで唯一出番がなかった豊田にチャンスが巡ってくる。先発デビューの可能性が高まり「次こそはという思いはあった。僕も28歳で若くない。でも、新人じゃないけど、そういうフレッシュなところも忘れていない」と闘志をみなぎらせた。

 イメージもできている。1メートル85の長身FWは3月30日の磐田戦で史上4人目のヘディングだけでのハットトリックを達成。日本はオーストラリアの高さに苦しめられてきたが、豊田は十分に対抗できる。この日の練習では真ん中を固めてくる相手を想定し、速い攻撃でサイドから崩す形を確認。ザッケローニ監督も「ペナルティーエリア内で絶大な力を発揮する」と評価しており、豊田自身も「(右サイドの)駒野さんのクロスは意識している」と力を込めた。今大会に向け日の丸をイメージした赤白のマウスピースも新調し「しっかり国を背負ってやるという気持ちでいる」。コートジボワール代表FWドログバのように空中戦に強いことから“トヨグバ”の愛称で呼ばれる男が、し烈な1トップの争いに名乗りを上げる。

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