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岡崎 意地の2戦連発も表情険しく「満足できない」

[ 2013年6月24日 06:00 ]

<日本・メキシコ>後半、ゴールを決める岡崎

コンフェデ杯1次リーグA組 日本1―2メキシコ

(6月22日 ベロオリゾンテ)
 唯一の光明が岡崎慎司の活躍だった。0-2の後半41分、香川がゴール前に浮き球パスを送ると、遠藤の折り返しを右足で合わせ相手のゴールネットを揺らした。

 イタリア戦に続き2戦連続ゴールとなる代表通算35得点目が、FWとしての意地だった。しかし「ヤットさん(遠藤)が走っているのが見えたから中にいた。でも(結果は)満足できない」と表情は険しかった。

 前半9分には遠藤のシュートを右足ヒールで巧みにゴールへ流し込んだが、これは際どいオフサイド判定。微妙なジャッジに泣かされる場面もあったとはいえ「仕留めるといった部分で課題を感じた」と言い訳しなかった。所属するシュツットガルトで出場機会に恵まれず、もがき続けた今シーズン。それでも「信念を持って戦ってきた」と逃げることなく、確かな進化につなげてきた。

 すでにドイツ1部ハノーバー、プレミアリーグのサウサンプトンなどが獲得に興味を示しているなど、来季の所属先は分からない。「(移籍に関して)自分は何も言えないけど、クラブで結果を出し続けたい。中盤のイメージを払しょくして“自分はFW”というのを出していきたい」。真のストライカーを追い求め、岡崎は挑戦を続ける。

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2013年6月24日のニュース