×

ザック監督 課題克服へ…敵地で強豪との対戦熱望

[ 2013年6月24日 06:00 ]

<日本・メキシコ>メキシコに敗れ厳しい表情のザッケローニ監督

コンフェデ杯1次リーグA組 日本1―2メキシコ

(6月22日 ベロオリゾンテ)
 試合後のザッケローニ監督は終始厳しい表情だった。勝ち点を1点も取れず「試合の入りは良かった。でもイタリア戦で体力を消耗し過ぎた。体に切れがなくセカンドボールもほとんど拾われた」と分析した。

 誤算もあった。後半20分に前田に代え吉田を投入し4―2―3―1から、長友をサイドに上げる3―4―2―1に変更。「(長友を)攻撃に専念させたかった。サイドに選手を増やし本田と香川にもより自由を与えたかった」と意図を説明したが、その12分後に長友が負傷退場したため再び4バックに戻した。「負傷で失敗に終わった」と悔しがった。

 大会を振り返り「残念なのはブラジル戦だけ。チャレンジせず生かすべきチャンスを自ら放棄した。ほかの2ゲームについては言うことはない。イタリア戦は物凄い高いレベルの試合をした」と総括した。一方で「国際経験が足りなさすぎる。強豪とアウェーで戦う時は受け身になる。これこそがこのチームの悪い癖」と課題を挙げた。

 「協会にはアウェーで強豪国と対戦できるようにお願いした」。関係者によるとスペイン、オランダ、ドイツ、イングランドとの対戦を熱望しているという。10月に続き予定されている11月の欧州遠征ではいずれかのチームと対戦する可能性がある。「本大会まで親善マッチしかない。その試合を最大限に生かさないといけない」と1年後を見据えた。

続きを表示

2013年6月24日のニュース