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ブラジル各地でデモ続行 収束の見通し立たず

[ 2013年6月24日 08:54 ]

 ブラジルで続いているサッカーW杯などへの抗議デモは23日も20都市以上で行われた。ルセフ大統領は21日の演説で国民に沈静化を呼び掛けたが、24、25両日にはさらに大規模なデモが予定されており、収束の見通しは立っていない。

 デモ隊は、来年ブラジルで開催されるW杯に向けて政府に巨額の資金拠出を強いているとして、国際サッカー連盟(FIFA)にも批判の矛先を向けている。

 FIFAのバルク事務局長は23日の有力紙グロボとのインタビューで「今、起きていることの責任は、われわれにない」と批判を一蹴。引き続きW杯成功に向けて努力する考えを示した。

 地元メディアによると、大統領は25日にも新たな福祉政策を発表する方針で、火消しに追われている。(共同)

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2013年6月24日のニュース