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第76回大会は“雪中決勝” 東福岡が帝京下し3冠達成

[ 2013年1月14日 14:10 ]

76回全国高校サッカー選手権決勝、試合に敗れピッチでうなだれる帝京の中田浩二。

高校サッカー決勝初の中止

 【過去の雪での決勝】“雪中決戦”となった第76回大会の決勝が行われたのは1998年1月8日。

 6年ぶり7度目の優勝を狙った帝京(東京A)は、前半21分、MF中田のセンタリングにFW金杉が頭で合わせて先制した。しかし、東福岡は3分後に本山―古賀大とつなぎゴール前に飛び込んだ榎下が決めて同点。後半5分に本山のアシストで青柳が決勝ゴールを決めた。東福岡は新チーム結成以来49戦負けなしで高校総体(インターハイ)、全日本ユース選手権に続く高校サッカー三冠達成となった。

 東福岡卒業後、鹿島に入団した元日本代表の本山雅志は「つらかった分、うれしい。帝京より先に雪に慣れたのが勝因。疲れていたけど、みんなの心は一つだった」とコメント。同じく卒業後鹿島に入団し、元日本代表でも活躍した帝京の中田浩二は白銀のピッチで肩を落として立ち尽くしたが、完全燃焼を強調していた。

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