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神村学園8発8強!なでしこ守護神・福元先輩が刺激に

[ 2013年1月14日 06:00 ]

前半6分、神村学園のMF布施(左から2人目)が先制点を決める。左はハットトリックを達成した上野

全日本高校女子サッカー選手権2回戦 神村学園8―0松山東雲

(1月13日 静岡・磐田スポーツ交流の里ゆめりあほか)
 2回戦8試合が行われ、8強が出そろった。神村学園(鹿児島)は8―0で松山東雲(愛媛)を下し、9大会連続の準々決勝進出を決めた。前回優勝の常盤木学園(宮城)、昨年8月の全国総体優勝の日ノ本学園(兵庫)も勝ち上がった。

 神村学園は6発発進の1回戦(12日)に続き、相手を寄せ付けなかった。ハットトリックを達成したFW上野真実(1年)は「自分たちのプレーをやりきれた」と笑顔を見せた。

 2度の優勝を誇る名門は、なでしこジャパンの守護神、GK福元美穂(29=岡山湯郷)らを輩出。11年のW杯ドイツ大会でレギュラー落ちを経験しながら昨年のロンドン五輪で返り咲き、初のメダル獲得に貢献した先輩に、イレブンは刺激を受けている。

 今月4日には福元の訪問を受け、エールを送られた。寮の廊下には手渡されたなでしこジャパンのカレンダーを飾って、将来の大舞台を夢見る。DF本間瑞季主将(3年)は「福元さんから“神村の頑張りを見て励みにしている”と言われた。先輩たちのためにも負けられない」と意気込んだ。

 昨年8月の全国高校総体で3位の好成績を収めたが、準決勝で常盤木学園に1―4で大敗。決勝に行かなければリベンジの機会は巡ってこない。本間主将は「勝てなかったチームにもう一度チャレンジしたい」と不屈の闘志でトーナメントを駆け上がる。

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2013年1月14日のニュース