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関塚ジャパン初招集組の掟「比嘉にいじり倒され溶け込めるシステム」

[ 2011年11月28日 07:46 ]

<日本・シリア>果敢にタックルする比嘉(左)

ロンドン五輪アジア最終予選 日本2-1シリア

(11月27日 国立)
 意外性の男が見せた“意外性のクロス”が勝利をもたらした。後半41分、長友2世のDF比嘉が強引に左サイドを突破し、左足を一閃(せん)した。

 実は関塚ジャパンには1つの“掟(おきて)”がある。合宿などでは通常2人部屋を使うが、初招集組は必ず比嘉と同部屋になる。チーム関係者は「比嘉にいじり倒されることで、チームに溶け込めるシステム」と笑う。そんな男のアシストにチームが盛り上がらないはずがなかった。

 来季から横浜入りが内定。U―22代表などの活動が多忙を極め、卒業に必要な単位が不足し、大学生とJリーガーの2足のわらじを履く可能性もある流通経大の4年生。「勝てて良かった。大学でも高いレベルを意識して練習してきました」。明るいキャラと意外性のプレーで関塚ジャパンの欠かせぬ戦力となった男はロンドンまで突っ走る。

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2011年11月28日のニュース