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“1期生”ついに…鳥栖、J1初昇格ほぼ確定

[ 2011年11月28日 06:00 ]

J2第37節 鳥栖3-0徳島

(11月27日 鳴門大塚)
 J2最古参の鳥栖が創設15年目でJ1初昇格をほぼ確定させた。2位の鳥栖はアウェーで3位の徳島に3―0の完勝。勝ち点68で2位を守った。3位の札幌と4位の徳島は勝ち点65で最終戦の結果次第で勝ち点で並ばれる可能性があるが、鳥栖は両チームに対して得失点差で大きく上回る。

 J1昇格を確実にした鳥栖の尹晶煥監督は「一世一代の喜びを感じられる日だ。われわれは目の前に迫る困難を乗り越えてきた結晶体になった」と声を上ずらせた。前半6分の金民友の先制弾を皮切りに3得点。前半10分には相手PKを守護神・赤星が阻止し勢いに乗せた。94年に前身のPJMフューチャーズが浜松市から移転。経営破綻で97年にサガン鳥栖に生まれ変わった。何度も存続の危機に直面しながら創設15年目で悲願に近づいた。最終節で敗れても得失点差で優位に立っており、逆転はまずあり得ない。エースのFW豊田は「100%昇格が決まるまで一生懸命。サガン鳥栖の歴史を覆す」と言い切った。

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2011年11月28日のニュース