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“ラモス先生”「諦めたらダメ 前向きでいれば必ず良いことある」

[ 2011年9月21日 16:48 ]

「スポーツこころのプロジェクト 笑顔の教室」で、子どもたちと走るサッカー元日本代表のラモス瑠偉氏

 アスリートが被災地の学校を訪れ、スポーツや授業を通じて子どもたちと交流する取り組みが始まり、1回目の21日はサッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(54)が岩手県大船渡市の市立蛸ノ浦小学校を訪れた。

 取り組みは、日本体育協会や日本オリンピック委員会(JOC)などの実行委員会が主催する「スポーツこころのプロジェクト 笑顔の教室」。

 ラモス氏は6年2組の児童19人とともに、体育館でパイロンやフラフープを使った鬼ごっこをして駆け回った。何度も作戦会議を開いてチームワークを高め、無事に鬼から逃げ切ると児童からは「よっしゃー」と歓声があがった。

 教室では、児童一人一人から将来の夢を聞き「諦めたらダメ。前向きでいれば必ず良いことがある」と話し「自分は10歳の時に父親が亡くなり、つらいこともいっぱいあった。でも努力し続けた。逃げたらあかん」と励ました。

 将来の夢はプロ野球選手という大沢将史くん(12)は「鬼ごっこが楽しかった。ラモス先生の言葉を聞いて、夢のために頑張ろうと思った」と声を弾ませた。

 実行委によると、来春までに300回の教室を開く予定。

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2011年9月21日のニュース