かけ持ち続く清武「優勝したい　なでしこもやってくれましたから」

笑顔で練習する（左から）酒井高、永井、清武

ロンドン五輪アジア最終予選 Ｕ―２２日本代表―Ｕ―２２マレーシア代表

（9月21日 ベアスタ）
　ロンドン五輪アジア最終予選初戦、日本―マレーシア戦は２１日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで行われる。
【予想スタメン 五輪アジア最終予選Ｃ組】

　ＭＦ清武弘嗣（２１＝Ｃ大阪）は右ＭＦで先発出場が濃厚。Ａ代表とのかけ持ちが続くが「今は五輪に出ることしか考えていない」と五輪予選に集中している。「予選からずっと出て、もちろん本戦も出たい」と主力として五輪切符を手にするつもりだ。ロンドンでの目標については「優勝したい。なでしこもやってくれましたから」と公言している。

　Ａ代表でＷ杯予選の厳しさを経験した。だからこそ格下マレーシアが相手でも油断はない。これまで同様、右ＭＦでの先発が有力。この日は非公開でセットプレーなどを確認し「この１週間、毎日、良いトレーニングができた。不安はない」と手応えをにじませた。

　大分県出身の清武にとっては地元・九州での凱旋試合。故郷の知人も応援に駆けつける。「成長しているか分からないけど、見ている人が何かを感じてくれたらいい」。清武が関塚ジャパンを引っ張っていく。