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五輪予選へ弾み!“もう1人の永里”アピール弾

[ 2011年8月15日 06:00 ]

<日テレ・福岡>前半2分、先制ゴールを決める日テレ・永里(右奥)

なでしこリーグ 日テレ5―0福岡AN

(8月14日 駒沢)
 日テレは14日、駒沢で福岡ANと対戦し、なでしこジャパンに復帰したFW永里亜紗乃(22)のゴールなどで5―0で快勝した。なでしこジャパンはロンドン五輪アジア最終予選(9月、中国・済南)に向けた合宿を17日にスタートさせるが、期待の戦力となる永里が合宿に合わせて調子を上げてきた。

 “もう1人の永里”がその実力を証明した。試合開始2分、MF小林の左サイドからのFKのこぼれ球に反応。右足で放ったシュートは相手DFに当たってからゴールネットを揺らした。「とにかくゴールに蹴らないとと思って必死に打った」と笑顔で振り返った。

 女子W杯優勝メンバーに唯一加わった“新戦力”だが、姉の優季(ポツダム)と同様に大きな期待を寄せられている。同僚のなでしこジャパンDF岩清水は「前線のキープとかターンからのシュートとか期待できる」と代表での活躍に太鼓判を押す。ロンドン五輪アジア最終予選は11日間で5試合を戦う強行日程だけに、この試合を視察した佐々木監督はターンオーバー制の導入も示唆している。控えメンバーの充実は必要不可欠で、永里がチームの勝利の鍵を握る可能性もある。「まだ私は何ももらっていないので、何かしらの色(のメダル)が欲しい」。ロンドン五輪でのメダル獲得を狙う永里が、なでしこジャパンの新しい力になる。

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2011年8月15日のニュース