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原口&山田直アベック弾!浦和U―22コンビ魅了

[ 2011年8月15日 06:00 ]

<新潟・浦和>前半8分 先制ゴールを決めた原口(右)に笑顔で抱きつくアシストした山田直

J1第21節最終日 浦和3―2新潟

(8月14日 東北電ス)
 浦和が“関塚ジャパンコンビ”のリーグ戦初となるアベック弾で新潟に3―2で競り勝った。

 前半8分、10日のU―22日本代表のエジプト戦でゴールするなど全得点に絡んだMF山田直輝(21)のパスを、同代表を故障で辞退したFW原口元気(20)が決めて先制。2―1で迎えた後半16分には山田直が2年4カ月ぶりのゴールをマーク。対新潟戦は12試合連続負けなしとなった。

 電光石火の動きで先制点をもぎ取った。前半8分、DF平川のロングフィードを右サイドで受けた原口がゴール前に切れ込み、ユース時代からの盟友・山田直にいったんボールを預けてからさらにゴール前へと突進する。そして山田直が狙い澄ましたようにラストパス。フリーの原口が右足で冷静にゴールに押し込むと、大挙して敵地に駆けつけた赤いサポーターたちが歓喜に酔いしれた。

 山田直も続いた。故障の原口に代わって招集された10日のエジプト戦で一気に先発の座をつかみ、ゴールを決めただけでなく、絶妙なロングスルーパスで全得点に絡んだ。「レッズでもあれぐらいやってほしい」。1歳下の原口がそうコメントしたことを聞き「やろうと思ってやっている」と静かに闘志を燃やしていた。アシストに続き、後半16分には右足ループで09年4月以来のゴール。低迷が続く浦和に、若武者たちの活躍で明るい光が差し込んだ。

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