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信頼関係の深さがうかがわれた なでしこ「和やかな笑い それを大事に」

[ 2011年7月19日 17:44 ]

 厳しい戦いの中で常に忘れなかったのは笑顔だった。サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たしたなでしこジャパン。19日の凱旋記者会見で佐々木則夫監督(53)は「和やかな笑い。それを大事にしながら戦ってきた」と振り返った。

 東京都内のホテルであった会見には、会場に入りきれないほどの報道陣が詰め掛けた。ドイツでは優勝の実感がなかったという主将の沢穂希(32)は「成田でも、ここでもたくさんの報道陣がいて、今になって実感した」と声を弾ませた。

 「佐々木監督のすごいところは何か」との質問に「強運の持ち主です」と沢選手が答えると、すかさず佐々木監督が「強運の選手を持ったことです」。佐々木監督は選手のコメントにたびたび絶妙の合いの手を入れ、会見場が笑いに包まれた。互いの信頼関係の深さがうかがわれた。

 一方、岩手県出身の岩清水梓(24)は「東北にいいニュースを届けられるよう大会前から意気込んでいた。最高の結果を届けることができた」と話した。

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2011年7月19日のニュース