ピクシーの助言効いた！金崎２ゴール！名古屋４発快勝

＜名古屋―アルアイン＞前半、先制ゴールを決め喜ぶ名古屋・金崎

ＡＣＬ１次リーグ 名古屋４―０アルアイン

（4月12日 瑞穂陸）
　東日本大震災の影響で延期となっていたＦ組の１試合を行い、名古屋が４―０でアルアイン（ＵＡＥ）を下して初勝利を挙げた。前半にＦＷ金崎夢生（２２）の２得点でリードを奪い、３―０の後半３２分にはＭＦ藤本淳吾（２７）がＦＫで移籍後初ゴールを決めて突き放した。通算成績は１勝１分け１敗の勝ち点４となった。
【試合結果 １次リーグ】

　どうしても欲しかった得点だった。１―０の前半ロスタイム。先制弾を決めていた金崎がＤＦ阿部の左クロスに走り込み頭で流し込んだ。今季公式戦５試合目でチームの２点以上は初めて。大量得点の流れをつくった。

　「２点目は意識していた。前回の試合も追加点を奪えなかったから」。６日のＡＣＬソウル戦は先制点を奪いながら追いつかれた。今季９０分間での勝利がなかった一因は得点力不足。その呪縛から解放された。前日の練習後にはストイコビッチ監督と青空ミーティング。プレーについての助言をもらった。「ゴール前ではリラックスしてやれと言われた。ある程度できた」と笑顔を見せた。

　６月にはロンドン五輪アジア２次予選のクウェート戦が控えている。「チームで結果を出せばついてくる」。２月の中東遠征、３月のウズベキスタン遠征には招集されなかっただけに、Ｕ―２２日本代表復帰への強烈なアピールにもなった。