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41歳レーマン現役復帰 アーセナル救った

[ 2011年4月12日 06:00 ]

プレミアリーグ アーセナル3―1ブラックプール

(4月10日)
 プレミアリーグは、第32節の2試合が10日に行われ、2位アーセナルがブラックプールを3―1で下し、消化が1試合多い首位マンチェスターUとの勝ち点7差を守った。故障者続出で現役復帰した41歳の元ドイツ代表GKイェンス・レーマンが初先発し、勝利を支えた。

 よもやの展開でアーセナルの元守護神に出番が回ってきた。先発予定だったアルムニアが試合直前に左膝負傷。レーマンはシュツットガルトに所属した昨年5月8日以来となるピッチに立った。

 「緊張する余裕さえなかった」と振り返った現役復帰戦。2―0の後半7分にはゴール前で相手選手を倒し、冷や汗をかいた。プレーは続いて別の選手にゴールを許したが、得点機会阻止で退場さえ考えられた場面。控えGK不在の中でFWファンペルシーのGK起用プランが用意されていたという。結局ファウルにはならず、残り時間は落ち着きを取り戻して4戦ぶりの勝利に貢献。チームを優勝争いに踏みとどまらせる1勝となった。

 昨季で現役引退も、故障者続出の古巣から緊急要請を受けて3月17日に復帰。リザーブリーグではバックパスを蹴ろうとして空振りする場面もあったが、ベンゲル監督はこの日のパフォーマンスに「スピードは少し衰えたが、統率力は増している」と合格点を出した。

 「きょうが最後になっても満足。勝ったんだから」とレーマン。08年以来の復帰でアーセナル通算200戦目の節目を白星で飾り、声が弾んだ。

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2011年4月12日のニュース