今野　地元宮城でサッカー交流　ボール５０個贈る

　Ｊ２ＦＣ東京の日本代表ＤＦで仙台市出身の今野泰幸（２８）が１１日、宮城県内を慰問に訪れた。亘理町では避難所となっている逢隈小学校の体育館で励ましの言葉を掛けた後、５０個のサッカーボールを贈り、町内のグラウンドに移ってサッカーの試合で交流した。

　約５０人の小学生らと一緒にボールを蹴った今野は「大変だろうけど笑顔で迎えてくれた子供から逆に勇気をもらった。支援は続ける」と話した。所属する少年団のサッカーチームの仲間が亡くなったという亘理小６年の田中優斗君（１１）は「来てくれてうれしかった。フェイントがうまかった」と声を弾ませた。