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国見→早大の超エリート 「新しい目標」A代表へアピール弾

[ 2011年3月6日 12:37 ]

<横浜・名古屋>後半18分、先制ゴールを決め喜ぶ横浜・兵藤。左は波戸

J1第1節 横浜1―1名古屋

(3月5日 豊田ス)
 横浜の今季1号弾はMF兵藤慎剛(25)が決めた。0―0の後半18分、ドリブルで中央に流れながら左足で右サイドネットに突き刺した。自身初の開幕弾。「狙い通りのコース」と納得の表情で振り返った。

 国見高→早大とエリートコースを進み08年に横浜入り。豊富な運動量と献身的なプレーで1年目から頭角を現した。背番号7を背負った昨季は「背番号の数は点を取りたい」と目標を立て、1点届かなかったが、自己最多得点をマークした。

 そんな姿が日本代表のザッケローニ監督の目にも留まった。アジア杯の予備登録メンバー大枠60人にリストアップされた。「代表が手の届くところまで来た。新たな目標ができた」。A代表初招集に向け、さらなる飛躍を誓った今季。開幕戦でいきなり結果を出した。

 明るい性格で常に前向き。後輩の面倒見も良く、国見高、早大で主将を務め、横浜でも2年目の09年に副将、昨季は栗原とともに主将に就任。今季も副将を務める。「今季は絶対に7点は取りたい」。持ち前の統率力でチームのタイトル奪取、そして目標のA代表へ向け兵藤がまい進する。

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2011年3月6日のニュース