アドリアーノ強烈ヘッド　古巣へ“恩返し弾”

＜Ｇ大阪・Ｃ大阪＞後半２０分、先制ゴールを決めるＧ大阪・アドリアーノ

Ｊ１第１節 Ｇ大阪２―１Ｃ大阪

（3月6日）
　痛烈な“恩返し弾”だった。後半２０分、左ＳＢの下平のクロスにＧ大阪の新加入ＦＷアドリアーノが頭で合わせ先制。昨季まで在籍した古巣・Ｃ大阪から戦前、挑発を受け続けたが、雑音を封じ込めた。

　「普段の練習でもやっていた形。ああいう形で得点を決められて良かったよ。古巣との開幕戦、しかも家族の前で結果を残せて良かった」

　前半５分、同１０分にも際どいシュート。「対策はインプットしてある」と話していたように、攻撃陣をけん引した。Ｃ大阪メンバーとして臨んだ昨年３月１４日にも得点。９５年から始まった“大阪ダービー”史上、初めて両チームで得点した選手となった陽気なブラジリアンは相好を崩した。両足首痛を抱えながらＡＣＬメルボルン戦に続く２戦連発。昨季リーグ１４得点の実力は本物だ。