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倉田が同点弾も…C大阪またダービーで屈辱

[ 2011年3月6日 06:00 ]

<G大阪・C大阪>後半、同点ゴールを決め喜ぶC大阪・倉田(右は清武)

J1第1節 C大阪1―2G大阪

(3月6日)
 悔しい黒星スタートだ。アウェーでG大阪と対戦したC大阪は1-2で惜敗。03年7月13日に勝って以来、大阪ダービーは屈辱のリーグ10試合勝ちなし。J1でのリーグ開幕戦も99年の勝利(広島戦)を最後に8戦勝ちなしとなった。

 「きょうのようなダービーで負けることは悔しいし残念。前半、われわれは(前線で)ボールが収まらなくてゲームの流れをつかめなかった」

 会見に姿を見せたレヴィー・クルピ監督は浮かない表情で振り返った。セカンドボールを拾われ、思うようにボールのつながらなかった前半を0―0でしのぐも、後半は“役者”にやられた。後半20分、昨季チームメートだったFWアドリアーノに頭で押し込まれて先制点を献上。1-0の同28分、09年までG大阪でプレーしたMF倉田がJ1初ゴールとなる同点弾を右足で叩き込んだが、同31分にはMF遠藤に技ありの決勝点を許して勝負は決した。

 この日先発した自慢の1トップ3シャドーではMF乾以外が新加入選手。指揮官は「まだ2試合目でしかない。(2日のACL)アレマ戦よりはよくなっている。時間をかけていかないと」と前向きに話したが、乾は「あまりよくなっていないと思う。もっと裏を狙ったらよかった。チームとして統一しないといけない」と厳しい表情を浮かべた。勝てばヒーローとなった倉田も「勝ってからじゃないと貢献したとはいえない」と悔しげ。次戦は12日、柏とのホーム開幕戦。公式戦9戦負けなしのキンチョウスタジアムで出直しを図る。

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