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本田のCSKAは2位…ではロシア首位のチームとは?

[ 2010年8月3日 15:43 ]

 日本代表の本田圭佑(CSKAモスクワ)、巻誠一郎(アムカル)の移籍で日本でも注目を集めるロシア・プレミアリーグは折り返しを迎え、3季ぶり2度目の優勝を狙うゼニトが首位を独走している。イタリア人のスパレッティ監督を迎えた今季は攻撃の破壊力が抜群で、5月に制したロシア・カップとの国内2冠へ視界良好だ。

 ゼニトは7月31日の第15節で、リーグ3連覇を目指すルビンに2―0で快勝。勝ち点7差の2位につけていた難敵を退け、スパレッティ監督は「勝ち点のリードが大きいと余計な重圧がかかることもある。精神的に難しい試合を選手がよくコントロールした」と、ご満悦だった。

 ゼニトは、現在はロシア代表を率いるオランダ人のアドフォカート監督が指揮を執っていた2007年にリーグ初優勝し、翌年には欧州連盟カップ(現欧州リーグ)を制した。だがエースのアルシャビン(アーセナル)ら主力を放出し、08年のリーグ戦は5位、09年は3位に終わった。

 ローマ(イタリア)を欧州屈指の攻撃型チームに変えた実績を買われたスパレッティ監督は、昨年末に就任すると攻撃を立て直した。ルビン戦は、同監督が完全復活を期待するロシア代表FWケルジャコフが2ゴールの活躍。15試合で25得点と圧倒的な攻撃力が、さらに勢いづきそうな気配だ。

 各チームが15試合を消化し、本田のCSKAモスクワは首位と勝ち点9差の2位、巻のアムカル・ペルミは14位に低迷している。(共同)

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2010年8月3日のニュース