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因縁の磐田に雪辱!仙台2302日ぶりJ1勝利

[ 2010年3月7日 06:00 ]

<磐田・仙台>開幕戦勝利に喜ぶ梁勇基(左)ら仙台イレブン

 【仙台1―0磐田】7季ぶりにJ1に参戦した仙台が敵地で磐田を1―0で撃破。03年11月16日のホーム京都戦以来、2302日ぶりのJ1勝利を飾った。手倉森誠監督(42)は「厳しくてタフな試合だった」とJ1初采配を振り返った。

 開始26秒、右サイドをFW中島が抜け出すと中央へパス。ゴール前に詰めた北朝鮮代表MF梁勇基が右足を合わせた。「速いボールだったので、浮かさないように気をつけた。(GK正面に飛んだが)股の下を抜けてラッキーでした」と梁勇基。J1初ゴールが決勝弾。開幕戦では96年の鹿島マジーニョの14秒に次ぐ史上2番目のスピード弾というおまけも付いた。

 雪辱の舞台だった。08年入れ替え戦、同じヤマハスタジアムで磐田に1―2で敗れて涙をのんだ。この日朝のミーティングでは、当時のハイライト映像を流し、士気を高めた。中盤の先発も当初は元磐田のMF太田の予定だったが、「(入れ替え戦に出場した)梁(勇基)の方が気持ちを出せる」(手倉森監督)と急きょ変更。梁勇基は「ビックリした。先発は責任を感じたが、ここでリベンジしようと思った」と起用に応えてみせた。

 大きな開幕1勝。それでも後半はシュート1本しか打てず防戦一方。浮かれてはいられない。「辛抱強く、謙虚に行かないと」と手倉森監督は手綱を締め直した。

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2010年3月7日のニュース