３トップ機能！名古屋「クオリティーの高さ見せられた」

　【名古屋２－１Ｇ大阪】決勝でＧ大阪に敗れた天皇杯全日本選手権の雪辱を果たした。名古屋が攻撃サッカーで白星発進。ストイコビッチ監督は「きょうは本当にクオリティーの高さを見せられた」と誇らしげだった。

　ケネディ、玉田、金崎の３トップの布陣が機能した。前半１４分、金崎の左クロスをケネディが頭で落とし、玉田がけりこんで先制。１―１の後半２３分には金崎が右サイドからドリブルで切れ込み、競り合いでこぼれたボールをケネディが決めた。開幕戦で２ゴールに絡む活躍を見せた金崎は「勝ったことが何よりもいい収穫。試合を重ねるたびに少しずつよくなっている」と手応えを口にした。
　昨季はアジア・チャンピオンズリーグで４強に入ったが、リーグ戦は９位。巻き返しを狙い、日本代表ＤＦの闘莉王や金崎らを補強した。悲願のリーグ初制覇が大きな目標だ。次節はホームに川崎を迎える。息の抜けない戦いが続くが、玉田は「これで過信をせずに、もっと自分たちが上に行けると信じている」と話した。